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精神医学

Highly Sensitive Person Scale 日本版(HSPS-J19)

  1. 大きな音や雑然とした光景のような強い刺激がわずらわしいですか?
  2. 大きな音で不快になりますか?
  3. 一度にたくさんの事が起こっていると不快になりますか?
  4. いろいろなことが自分の周りで起きていると、不快な気分で、不快な気分が高まりますか?
  5. 明るい光や強いにおい、ごわごわした布地、近くのサイレンの音などにぞっとしやすいですか?
  6. 忙しい日々が続くと、ベッドや暗くした部屋などプライバシーが得られ、刺激の少ない場所に逃げ込みたくなりなりますか?
  7. 一度にたくさんのことを頼まれるとイライラしますか?
  8. 短時間にしなければならないことが多いとオロオロしますか?
  9. 他人の気分に左右されますか?
  10. ビクッとしやすいですか?
  11. 競争場面や見られていると、緊張や動揺のあまり、いつもの力を発揮できなくなりますか?
  12. 強い刺激に圧倒されやすいですか?
  13. 痛みに敏感になることがありますか?
  14. 子どもの頃、親や教師はあなたのことを「敏感だ」とか「内気だ」とか見ていましたか?
  15. 生活に変化があると混乱しますか?
  16. 微細で繊細な香り・味・音・芸術作品などを好みますか?
  17. 自分に対して誠実ですか?
  18. 美術や音楽に深く感動しますか?
  19. 豊かな内面生活を送っていますか?

    1-19の質問に対して
    1; まったくあてはまらない
    2; ほとんどあてはまららない
    3; あまりあてはまらない
    4; どちらとも言えない
    5; ややあてはまる
    6; かなりあてはまる
    7; 非常にあてはまる

上記のアメリカの評価尺度27項目を日本版にしたものです。まだ評価基準などは発表されていませんが、このような傾向があるかどうかという視点でご覧くださいませ。

“HSP. Highly Sensitive Person” とは「環境処理感受性 SPS. Sesory Processing Sensivity」がとくに高い方々を表す用語です。「良い環境と悪い環境から、良くも悪くも影響を受けやすい人」として理解されています。SPSは生得的な特徴であり、感覚器自体ではなく、感覚情報の脳内処理過程における基本的な個人特性です。SPSの高い人は約15%とされ、繊細な刺激に敏感であり、刺激に過剰な反応をしやすく、新奇の刺激に対し、行動を決定する前に、これまでの経験を確認する傾向があります。

また、性格の特徴として、内向的、内省的、神経症(情緒不安定、不安うつ状態になりやすい)、感覚過敏(特に嗅覚)などが指摘されています。

感覚処理受性が高いということは、低い方々と比べ、良い環境下においてその利益を得られやすい考えられいます。このことを「ヴァンテージ感受性 Vantage Sensitivity」と呼びます。望ましい養育を受けると良好な社会的・情緒適応を示したり、望ましい教育を受けるとレジリエンスが高まったり、精神的な健康が高まったりすることが報告されています。

ですから、感覚処理感受性の良し悪しを理解し、ご自身やお子さんの生活や人生に活かしていかれると良いですね。

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