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精神医学

診療の上手な受け方

精神科の診療時間は限られています。法律にて、初診30分以上、再診5分以上と規定されています。例外でも、初診60分以上、再診30分以上とされています。いずれにしても「時間」が限られていることは、諸事情よりやむをえません。そこで、限られた時間の中で診療を上手に受ける方法をご紹介しましょう。

診療の前に悩んでいることを書き出す

診療で話したことを書き出す

診療の後に考えたことを書き出す

悩んでいることを書き出す「文字化」する作業です。感情や思考を「外在化」することにより取り扱いやすくなるのです。特に悩んでいる時は、感情や思考が頭の中でグルグルと回っており「自縄自縛」となっています。そこで「内在化」されている感情や思考を、話すこと書くことにより「外在化」することにより、自分自身で客観視できるようにするのです。話すことは精神療法・心理療法、書くことは日記療法・Journalingとも言われています。いずれも、自分の感情や思考を客観的に観察し、適切な言動を心がけるために有効です。


昔から「水泳は冬に上手くなる」と言います。夏に泳いだ練習の成果は秋冬春に結実するという意味です。これは脳科学的に理にかなっています。何か身につけるためには「3ヶ月間」かかると考えられています。練習や修行という行為により脳内の神経回路(シナプスなど)が新たに作られるためには3ヶ月間かかるということです。


精神医療に置き換えますと、診療で話したことは次回予約までの2-4-8-12週間に結実することになります。この時間をより一層高めるためには、診療で話したこと、診療の後に考えたことを書き出すことです。精神科を受診しようと思い立ったら、まずノート1冊を購入しましょう。そして現在、悩んでいることを書き出しましょう。すると、あれだけ悩んでいたことが、意外と大したことないと思えるかもしれません。または、書き出しているうちに、自分なり解決や対処の方法を思いつくかもしれません。これをお読みいただきましたら、早速お試し下さいませ。

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