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精神医学

自閉症の栄養学

自閉症が幼少期より偏食(好き嫌い)あることは親御さんならば経験ありご苦労されていらっしゃることです。この結果、成人以降、ひきこもり・昼夜逆転、コンビニの弁当やスナック菓子ばかり食べていると肥満症になってしまいます。


それではどのような食事が望ましいのでしょうか。自閉症に限らず精神疾患を予防・治療する食事・栄養が解明されてきています。それは、不飽和脂肪酸、ビタミンA.B.C.D.E(葉酸を含む)、ミネラル(鉄、亜鉛ほか)、アミノ酸、ポリフェノールなどです。

不飽和脂肪酸(EPA・DHA)は青魚(さば、いわし、さんま)の油に含まれ、ストレスによる脳・神経の炎症を抑制します。

葉酸はじめビタミンB・Dはセロトニン・ノルアドレナリン・ドーパミンなどの神経伝達物質の生成を促します。葉酸はほうれん草、ブロッコリー、アスパラガスに多く含まれています。ビタミンB6はさけ、納豆、バナナに多く含まれています。ビタミンB12はあさり、しじみ、さんまに多く含まれています。ビタミンDはいわし、さけ、しらす、しいたけに多く含まれています。


亜鉛は記憶を司どる海馬に影響することが分かっています。低下すると味覚障害を来たすことは有名です。亜鉛は牛ロース、豚レバー、納豆に多く含まれています。


しかし、偏食(好き嫌い)は困りますが、普段から青魚や牛ロース・豚レバーばかり食べるのも難しいですね。そのような際は「マルチビタミン・ミネラル製剤」により要領よく摂取することができます。過剰な栄養・食品・食費をかけることないことは、文明を上手に利用すること言えるでしょう。ただし、依存しないことに注意しましょう。

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