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精神医学

自閉症と不眠症

自閉症は生まれながら不眠症を呈します。いわゆる「夜泣き」です。母親は「夜泣きや癇癪(かんしゃく)」が多く育てづらかったと述懐します。自閉症の半数以上で乳幼児の頃から入眠困難・中途覚醒の一方、昼間傾眠など昼夜逆転が認められます。


不眠症は自閉・固執・感覚過敏などの中核症状と相関が認められています。このため不眠症が自閉症の特異的症状であると考えられます。それゆえ不眠症を改善することは他の症状の改善することにもなりうることが示唆されます。

不眠症を改善するには通常通り、昼夜の区別つけることが第一です。最も効果的な刺激は「光」特に「朝日」です。朝早く起きて太陽の光を浴びることです。それには夜早く寝ることが必要です。


自閉症の多くは夜更かしをします。思春期・青年期以降になるとスマホ・ゲームにハマり、深夜0時過ぎまで、遊び続け、時に課金までして、気づくと多額のカードローンをしています。


夜早く寝るためには生活リズムの改善が第一です。しかし、いったん崩れたリズムを修復するのは困難です。そういう時は抵抗あるかもしれませんが、お薬の力を借りましょう。軽いものでしたら、睡眠覚醒リズムを整える「メラトニン」が無難でしょう。子どもでも服用可能です。効果ない時は「入眠剤」が良いでしょう。短時間で作用し、翌日に持ち越しません。

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