精神科において便秘は必ずと言っていいほど生じる症状と言っても過言ではありません。
1. うつ状態から運動不足となり、腸管の蠕動が低下します。
2. 抗うつ薬などの副作用、抗コリン作用により便秘・口渇などが生じます。
その結果「弛緩性便秘・薬剤性便秘」を生じるのです。
そこで、無理ない程度に運動すること(散歩、体操)。腸管の蠕動を亢進させる薬(パントテン酸)、便を柔らかくする薬(Mg)を用いることをお勧めします。
「大腸刺激薬」と呼ばれる緩下剤(センナ)は、長期連用により腸管を痛め、麻痺性イレウスの原因となるため是非お止め下さいませ✖