LINE を使った受診日時のお知らせを一時的に休止しています。詳しくはこちらをご覧ください。

東京・銀座の心療内科・精神科・メンタルクリニック

オンライン
予約
お問い合わせ
アクセス
診療時間
精神医学

気象病・天気痛

気象病・天気痛

気象・天気の変化(気圧、温度、湿度、日照時間など)に対する感受性の亢進により、
頭痛・めまい・吐気、首肩こり、疲労・倦怠感、関節リウマチ、線維筋痛症など発症・増悪などを認めること。

気象・天気の変化→内耳前庭・気圧検出センサーの刺激→交感神経の亢進→痛覚線維の異常連絡
        →冷感覚受容器・TRPチャンネルの機能変容→同上

自律神経失調症

「自律神経」である「交感神経」「副交感神経」のバランスが崩れ生じる様々な心身の症状

脳・神経中枢神経
     末梢神経体性神経
           自律神経--交感神経
                 副交感神経

身体症状:頭痛・めまい・吐気
     疲労・倦怠感
     動悸・呼吸困難
     のぼせ、ほてり等
精神症状:不眠、不安、抑うつ等

自律神経の医科学

外部・内部環境のストレス→視床下部による生体制御

            →神経制御系のストレス反応(自律神経、モノアミン、感覚閾値、運動など)
             液性制御系のストレス反応(内分泌、免疫、髄液など)
             細胞シグナル伝達制御系のストレス反応

            →恒常性(ホメオスタシス)の維持

気候療法

日常生活とは異なる気候・環境へ転地し、病気の治療や療養を行う、自然を利用した治療法

刺激性・気候
    気温・気圧・湿度などの変化が大きく、日較差・年較差も大きく、強風・強い紫外線・低酸素など

保護的・気候
気温・気圧・湿度などの変化が小さく、日較差・年較差も少なく、空気・水は清浄、植生が豊か

保養地・気候
    海岸気候
      Thalassotherapy. 海風はCa, Mg, Iなどを含み、湿度が高く、気道の炎症を和らげる
    低地気候
      標高300mまで、保護的・気候が多く、副交感神経が優位となる
    中山気候
      標高300-1000m、森林が多い、歩行運動を用いた「地形療法」を行う
    森林気候
      森林浴、Phytoncide;微生物の活動を抑制する作用をもつ揮発性物質

頭痛の種類と対処方法

頭痛はうつ状態において、頻繁に生じる症状です。慣れない方は、脳の病気かと心配され、
頭部MRI撮影されたり、頭痛専門外来へ通われたり、しますが、うつ状態の頭痛へは、
うつ状態の改善が最も有効です。しかし頭痛は耐え難い症状ですから、
生じた時の対処方法をご紹介しましょう。

緊張性頭痛 : 心身の緊張から、締め付けられるように痛む、首肩こりを伴う
       → 1-2時間おきの休息、ストレッチ体操、散歩など
       → チザニジン(筋弛緩薬)
偏頭痛     : 片側(こめかみ)がズキズキと拍動性に痛む、眩暈・吐気、光・音刺激を伴う
       → 十分な睡眠、低気圧の予測、赤ワイン・チーズ・チョコレートを避ける
       → 予防薬(抗てんかん薬)・鎮痛薬(トリプタンなど)

群発頭痛 : 稀ですが、金槌で殴られたような激しく痛む
       → 禁煙・禁酒、規則正しい生活
       → 薬物は偏頭痛に準ずる

この記事は参考になりましたか?

関連記事

PAGE TOP