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精神医学

強迫性障害と強迫性パーソナリティ障害

強迫性障害 OCD. Obssesive-Compulsive Disorderとは、侵入的な思考(強迫観念)、儀式的な行動(強迫行為)により、時間・労力を損失し、社会・日常生活に支障を生じます。本人は強迫観念の不合理性を認識し、強迫行為を自我異和的と感じているため、治療を望みます。および過半数においてうつ病を併発することが認められており、脳内のセロトニン活性が低下していることが示唆されており、SSRI. Serotonin Selective Reuptake Inhibitorの効果も認められています。

強迫性パーソナリティ障害 OCPD. Obssesive-Compulsive Personality Disorderとは、几帳面・生真面目で、良心の規範へ過度に従うことを特徴とし、本人も周囲もなかなかくつろげません。しかし、本人は行為を自我親和的に感じているため、自ら治療を望みません。および社会規範にも従っているため、社会的信頼を得ている人物に認められる好ましい特徴でもあります。

ただし、メランコリー新和型うつ病の病前性格と類似しているため、強迫性が過度になると、本人の気づかないところでうつ病を併発することがあります。また、昨今話題になっている自閉症の固執にも類似しています。いずれも、強迫性障害と同様、SSRIの効果が期待されます。

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