🧠 不倫の脳科学:主要ポイント
1. ドーパミンと「快楽」
- 不倫の初期段階では、ドーパミンという「快楽ホルモン」が大量に分泌されます。
- ドーパミンは「報酬系」と呼ばれる脳のシステム(特に側坐核)に作用し、「もっと欲しい!」という中毒的な感情を生む。
- だからこそ、不倫は依存しやすい。スリルや秘密があるほど、脳は「報酬」として強く感じやすい。
🔄 似た脳の反応は「ギャンブル」や「ドラッグ」にも見られます。
2. オキシトシンと「愛着」
- セックスや親密なスキンシップによって分泌されるのがオキシトシン。
- オキシトシンは「絆」や「信頼」を強める働きがあるため、不倫相手にも「愛着」が生まれやすい。
- 長期的な不倫関係では、ただの浮気を超えて本気になる要素がこのホルモンに関係。
3. セロトニンと「理性・安定」
- 恋愛初期にはセロトニンが下がるという研究もあり、冷静な判断力が落ちることがわかっています。
- だから、不倫中の人は「なぜそんなバレそうな行動を?」「なぜ家族を裏切るの?」と思われがちですが、脳が本来の制御を一時的に失っている可能性も。
4. 前頭前皮質と「理性・判断力」
- 倫理観や社会的ルール、長期的な計画性をつかさどるのがこのエリア。
- 強い情動(恋愛感情・性的欲望)が働いていると、この前頭前皮質の抑制機能が一時的に弱くなる。
- 結果:感情が優位になり、「理屈ではわかっていてもやめられない」。
5. ミラーニューロンと「共感」
- 不倫関係でも「共感」や「感情のシンクロ」は強く作用します。
- 相手の喜びや痛みを自分のことのように感じる→絆が強化され、やめづらくなる。
🧬 まとめ:不倫は「脳にとって心地よい混乱」
不倫は一見「理性の欠如」や「モラルの問題」とされがちですが、脳の反応を見ると、
- 快楽(ドーパミン)
- 愛着(オキシトシン)
- 理性の低下(セロトニン・前頭前皮質)
といった生物的な反応が複雑に絡み合ってるんですね。