「生活活動記録」(添付ファイル)を記載し、ご自身の生活や行動を客観的に観察しましょう。活動内容と気分を点数化(0-100点)または段階的に評価(+ ± -)しましょう。これは「セルフ・モニタリング」という行動療法の一つです。どなたも手帳に将来の予定は書き込むものの、過去の出来事はあまり書かないと思います。しかし、これを行うことにより様々なことに気づくことができます。日記のように心の内側や葛藤などを記す必要は必ずしもなく、客観的に生活や行動を記録していただくのみで構いません。もちろん不安や葛藤などを書き出し、整理できればより効果的です。
以下のチェックリストに従い、1週間の生活を振り返ってみましょう。
1.「早寝早起き」できましたか?
2. 睡眠は6時間以上取りましたか?
3. 食事は一日3回取りましたか?
4. お酒や煙草は控えられましたか?
5. 満足なお仕事はできましたか?
6. 充実した余暇を過ごせましたか?
7. 何か問題は生じませんでしたか?
8. 効果的な対処はできましたか?
自分の生活や行動、そして思考・感情などを客観的に振り返ることが大事です。日常の忙しさや慌ただしさに巻き込まれ、自分を見失い、結果、心身の不調や周囲とのトラブルを生じてから現実に直面しがちになります。その前に、1日1回、週1回、そして年1回、冷静に自分を見直しましょう。