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身体医学

「LEP製剤/低容量ピル」とは

「LEP製剤」とは「Low dose Estrogen Progestin製剤」の略語、一般的には「低用量ピル」という方が馴染みあるでしょう。Estrogen卵胞ホルモンProgestin黄体ホルモンを低用量にて配合した製剤であり、これにより、排卵を抑制、子宮内膜の肥厚を抑制することにより、月経困難症の緩和に役立ちます。さらに、子宮内膜症の治療の一つとしても有用です。避妊目的で用いる方もいらっしゃいますが、性病予防の観点などから、個人的にはあまりお勧めしません。

有効成分 Progestin黄体ホルモン

第1世代「ノルエチステロン」
最初の黄体ホルモン製剤で、経血量が減り、月経困難症の治療にも適していますが、不正出血など副作用も生じやすい傾向もあります。

第2世代「レボノルゲストレル」
第1世代の副作用を減らすため、内膜維持作用を増強するとともに、アンドロゲン(男性ホルモン)活性も増強し、前半に黄体ホルモン量を少なくし、後半に増やし(3相性)、副作用とアンドロゲンを減らす方法が用いられています。

第3世代「デソゲストレル
黄体ホルモン活性を強め、相対的にアンドロゲン(男性ホルモン)活性を抑え、第2世代に比べ、ニキビや肌荒れを抑える効果が得られます。

第4世代「ドロスピレノン」
超低用量化することで、副作用が生じにくくなりました。主に月経困難症や子宮内膜症の治療に用いられますが、避妊には用いられません。

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