頭痛はうつ状態において、頻繁に生じる症状です。慣れない方は、脳の病気かと心配され、頭部MRI撮影されたり、頭痛専門外来へ通われたり、しますが、うつ状態の頭痛へは、うつ状態の改善が最も有効です。しかし頭痛は耐え難い症状ですから、生じた時の対処方法をご紹介しましょう。
緊張性頭痛:心身の緊張から、締め付けられるように痛む、首肩こりを伴う
→ 1-2時間おきの休息、ストレッチ体操、散歩など
→ チザニジン(筋弛緩薬)
偏頭痛 :片側(こめかみ)がズキズキと拍動性に痛む、眩暈・吐気、光・音刺激を伴う
→ 十分な睡眠、低気圧の予測、赤ワイン・チーズ・チョコレートを避ける
→ 予防薬(抗てんかん薬)・鎮痛薬(トリプタンなど)
群発頭痛 :稀ですが、金槌で殴られたような激しく痛む
→ 禁煙・禁酒、規則正しい生活
→ 薬物は偏頭痛に準ずる