病気の種類によって治療法は異なりますが、次のように行ってまいります。原因が「心」にある場合は一緒に検討を重ね、現実的で具体的な解決方法を探してまいります。いわゆる「精神療法」「心理療法」です。
「心」の問題ではあっても、「脳・神経」の不調として「心身」に症状が生じている時は適切なお薬を用います。特に、頭痛・吐気・めまい、動悸・呼吸困難、そして不眠や食欲不振などの症状が生じている場合はお薬が効きます。さらに、うつ病のように「脳・神経」が疲れきり働かなくなってしまっている時は「お薬」を飲み、充分に休養することが必要です。特に 「睡眠」と「食事」 は大変に重要で、夜よく眠り、美味しく食べることが心身の健康の基本となります。
病状がかなり悪い時(中等症以上)、不眠(中途覚醒)や食欲不振が生じます。休職や休学が必要になることも少なくありません。このような際は、ご家族の方と相談、診断書を会社や学校へ提出、一定期間、安静療養しましょう。回復してから、その職場やクラスが適切なのか検討し「環境調整」にご協力いたします。
注意すべきことは、「精神・心理療法」にしても「薬物療法」にしても「環境調整」にしても「一つの方法偏らない」ことです。いずれも一長一短ございますから、それぞれの長所・短所を十分理解した上で、周囲の方々と相談しながら、上手に「利用」することをお勧めします。