「医療法人社団泰明・銀座泰明クリニック」は、東京・銀座、泰明小学校の隣に位置します。2006年開院以来、2回移転を要し、一時は銀座以外の場所も検討しましたが、患者さん方のご意見ご要望に基づき、現在の場所に2012年新築・移転いたしました。筆者は、銀座に縁もゆかりもございませんでしたが、複数回の移転のたび、患者さんのお声をうかがい「銀座」でなければならないと実感するようになりました。
患者さん皆さん「銀座」へお越しになる際「特別」の感情を抱くようです。特に女性は「格別」と言っても過言ではございません。お洒落やお化粧をし、いつもより「綺麗」にしてからいらっしゃいます。誰と会う予定はなく、高価な買物や贅沢な食事をするつもりはなくても、いつもとは違う、特別な場所へ行くという「期待」を抱いていらしゃるそうです。
患者さん皆さん「銀座」へお越しになる際「特別」の感情を抱くようです。特に女性は「格別」と言っても過言ではございません。お洒落やお化粧をし、いつもより「綺麗」にしてからいらっしゃいます。誰と会う予定はなく、高価な買物や贅沢な食事をするつもりはなくても、いつもとは違う、特別な場所へ行くという「期待」を抱いていらしゃるそうです。
この気持ち、抑うつ状態・急性期・中等症以上の方にはご負担になってしまいますが、回復期・軽症の方々へは、良い意味での「緊張」をもたらして下さいます。朝起きて、顔を洗い、服を着替え、家を出る。この当たり前の日常生活がリハビリテーションが「課題」になっている患者さんには、「銀座」へ行くことが多少なりとも「報酬効果」になるそうです。整然とした街並み、ガラス向こうのドレスやネックレスなど、見ているだけで胸が弾むことでしょう。
そこで、私どもはこれを「銀座療法」と名づけ、「銀座泰明クラブ」へ通う患者さんにおける「精神科リハビリテーション」の一つとしております。「セルフリワーク」は「言うが易し行うは難し」のため、なかなか続かないという方、近所の図書館や喫茶店には飽きてしまったという方、会社や学校そばの施設は知っている人に会いそうで近寄りがたいという方などなど、「銀座」はどなたへも魅力ある時間と空間を提供いたします。「銀座泰明クリニック・クラブ」はホテルやレストランと異なり、高額費用負担なく、ゆっくりくつろげる「癒しの空間」を提供いたします。