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精神医学

統合失調症 Schizophrenia

「青年期」発症。幻覚・妄想、自我障害などの陽性症状、無為・自閉、感情鈍麻などの陰性症状、 さらに、注意・集中・記憶力の低下などの認知機能障害と多彩な症状が生じます。「中高年期」に「認知症」に類似した状態を呈することもあります。有病率:約0.8%、かつてKraepelinが「早発性痴呆」と呼称し、Bleulerは「精神分裂病」としました。日本では2002年に「統合失調症」と変更されました。

Bleulerの基本症状
連合弛緩、感情鈍麻、両価性、自閉

Minkowskiの基本障害
患者が現実との生きた接触を失った自閉状態

Schneiderの一級症状
三種の言語幻聴(考想化声、行為批評、問いかけと応答)、妄想知覚、自我障害(させられ体験)

DUP. Duration of Untreated Psychosis、精神病未治療期間、陽性症状を生じてから治療が開始されるまで

1次予防;疾病予防 1.5次予防;High Risk の患者さんへ前駆期より積極的に治療・介入すること
2次予防;早期発見・早期治療 3次予防;再発予防

治療臨界期 Critical Period

顕在発症(陽性症状のはじまり)から有効な治療開始まで「2-5年間」は長期予後改善のための「治療臨界期 Critical Period」と考えられています。この期間に治療開始することで、社会機能の悪化を抑制し、本人の自殺や再発、家族への心理社会的負担なども軽減されると 期待されています。

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